任天堂、ソニープレイステーション、セガ。

これらがゲーム業界におけるビッグネームであることは良く知られていますが、すべて日本のブランドです。日本のゲーム市場は世界第3位の規模であり、その年間収益は200億米ドルを超えます。

Cienaが最近行った調査によれば、日本人の5人に2人が、自分がゲーム好きであると認めています。しかしゲームビジネスは、厳しいネットワークパフォーマンス要件が求められる業界であり、たとえばヘビーゲーマーの62%は、ネットワークサービスが中断されず信頼性が高ければ、新しいプロバイダーに乗り換えることに躊躇しないと答えています。また50%は、接続速度の向上のためなら料金が高くなってもかまわないと考えています。こうした経済的にも余裕のある多くのユーザーのニーズを考慮しない限り、サービスプロバイダーは安泰ではいられません。

日本のスマートフォン普及率は世界でも最高レベルであり、日本人は最新技術を取り入れるのが早いのも特徴です。これに5Gの導入が伸びていることを考え合わせると、拡張現実や仮想現実など没入型の体験が可能な最新のゲームを最高の環境で楽しめるよう、サービスプロバイダーに対するゲーマーの要求が厳しくなると考えるのが自然です。最新のゲームではより大きな帯域幅と低遅延が求められます。ゲームの世界では、ラグ(遅延)の発生が文字どおりバーチャルの生死を左右するからです。

サービスプロバイダーがまず考えなければならないのは、このようなゲーム環境に備えてネットワークをどのように強化するか(日本語版のホワイトペーパー)ということでしょう

サービスプロバイダーがこうした厳しい要件に対応する上で重要な設計原理となるのは、コンピューティング、ストレージ、ソフトウェアを可能な限りゲーマーの近くに置くことです。つまり、遠く離れた集約データセンタからでは、高性能なゲームを十分に提供できないことを意味します。代わりに、ゲーマーに最も近いネットワークエッジに、相互接続された多数のデータセンターを設ける必要があるのです。それによってデータの送信距離が物理的に短縮し、データが通過する多くのネットワーク要素を減らすことができるので、結果として遅延が大幅に低減されます。これはクラウドゲーム(Google StadiaSony PlayStation Nowなど)の場合には特に重要になります。なぜなら、ゲームは家庭用ゲーム機からではなく、クラウドからストリーミングされるためです。

CienaのCTO、Steve Alexanderがこちらの記事で詳しく説明しているように、従来型の通信ネットワークは、これらのゲームアプリケーションには十分に対応していません。しかし高性能オンラインゲームやその他多数の新しいアプリケーションをサポートするには、現状のメトロおよびエッジアーキテクチャでは不十分であることは明らかです。必要なのは、効率性に優れ、複雑でなく、収益性の高いサービス配信モデルです。

Cienaは世界最大級のサービスプロバイダーと協力しながら、複雑性の高いエッジトランスフォーメーションプロジェクトに取り組むことで、ネットワークが進化すべき方向について深い理解を得ました。そして、サービスプロバイダーがビジネスの可能性を最大限に発揮するために不可欠な、次世代のメトロおよびエッジの要件を次のように定義しました。

  • 共通のインフラストラクチャ
  • マルチレイヤ・コンバージェンス
  • 分散型の原則
  • ルーティングの最適化
  • エンドツーエンドの自動化
  • オープンAPI
  • 高度な可視化
  • 仮想化

Cienaは、サービスプロバイダーがエッジを適切に管理し、最高のゲーム体験をネットワーク上に提供できるようサポートすることをお約束します。なぜなら、デジタルゲームが要求の厳しいビジネスであることを理解し、成長するこの業界に対応するために、どのようにネットワークを設計するのがベストなのかを理解しているからです。