Verizon社が実働するメトロ光ファイバー・ネットワークで1波1.6Tb/sデータ伝送試験に成功

AIのなかでも、予測分析を可能とする生成AIは、ほぼすべての業界でデジタル・トランスフォーメーションと将来のビジネス成長に不可欠な要素になり始めています。Verizon社が提供するエンタープライズ・グレードのデータ・ネットワークはこれらのプロセスにおいて重要な役割を果たすことになり、Verizon社はAI利用に対応するためにネットワーク・コンポーネントを進化させ続けています。Verizon社は、ボストンで実働する光ファイバー・ネットワークでCiena(NYSE:CIEN)のWaveLogic 6 Extreme(WL6e)コヒーレント光伝送ソリューションを使用した最近の試験において、シングルキャリア波長あたり1.6Tb/sのデータ伝送を実現しました。この次世代技術により、Verizon社の光ファイバー・ネットワークはデータをより遠くへ、より高速に伝送できるようになり、カスタマー・エクスペリエンスの向上にもつながります。さらに、この新しい機器へのアップグレードにより、この部分の光ファイバー・ネットワークに対する信頼が高まり、消費電力の大幅な削減も可能になります。

「AIの能力は、何十億というデータポイントを継続的にリアルタイム分析する必要があります。Verizonのネットワークは長年にたる大規模な変革により、生成AIのアクティビティーのプロセスと動作を強化することができます。たとえば、コアからエッジまでのクラウド・ネイティブ・アーキテクチャーの展開、大量の高性能スペクトルの展開、光ファイバー・インフラストラクチャーの大幅な大容量化、ネットワーク全体への高度な技術とインテリジェンスの展開などの変革を行ってきました」とVerizon社の技術戦略およびプランニング担当上級副社長のアダム・ケッペ(Adam Koeppe)氏は述べています。「光ファイバー・ネットワークを継続的に革新することにより、当社はAIワークロードの伝送プロバイダーとして、現在だけでなく将来にもわたって、さらに競争力のあるポジションを獲得できます」

本試験について

この試験は、ボストンにある118kmのメトロルートで実施されました。このルートは10ホップから構成され、9台の再構成可能な光挿入分岐多重化装置(ROADM)を通過します。この実働するメトロ・ネットワークでの試験は、柔軟で高密度なROADM環境でWL6eを使用して、1.6Tb/sの伝送パフォーマンスを検証しました。

CienaのWL6eは、最先端の3nmシリコン技術を使用した業界初の広帯域コヒーレント・トランシーバーであり、ビットあたりの設置スペースと消費電力を50%削減するなど、事業者は大きな経済的メリットをもたらします。WL6eは、メトロROADM展開ではシングルキャリア波長あたり1.6Tb/sの大容量伝送を提供し、800G接続の適用領域を最大化します。

「CienaのWL6eは、AIトラフィックの成長に加え、帯域を大量に消費するアプリケーションの継続的な急増にも対応するよう設計されています」とCienaのグローバル製品&サプライチェーン担当上級副社長のブロディー・ゲイジ(Brodie Gage)は語っています。「WL6eは、コヒーレントDSPのイノベーションを活用して、光ファイバーで最大の容量を提供します。Verizon社のスループットと容量の目標達成を支援し、これまでにない大容量のトラフィックと高速伝送をサポートします」

よりサステナブルな技術

この次世代技術は、Verizon社の光ファイバー・インフラストラクチャーを革新して、さらに多くのワークロードを管理可能にするだけでなく、前世代の技術と比べて消費電力を大幅に削減します。Cienaの概算では、WL6eの電力効率は、展開済みの従来の技術と比べた場合、テラビットあたりの排出量(kgCO2e/Tb)を86%削減します。

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Cienaについて
Ciena(NYSE: CIEN)は、ネットワーキング用のシステム/サービス/ソフトウェアのグローバルリーダー企業です。業界で最も適応性の高いネットワークを構築し、お客様が増え続けるデジタル需要を予測して対応できるようにします。Cienaは30年以上にわたり、常にイノベーションを追求し、人間性を融合させてきました。お客様、パートナー、コミュニティとの協調的な関係に最も高い優先順位を置いており、柔軟性、オープン性、持続可能性を備え、現在と将来にわたってすべてのユーザーにより良いサービスを提供できるネットワークを構築しています。シエナの最新ニュースについては、LinkedInTwitterCiena  Insights blogwww.ciena.comをご覧ください。日本におけるシエナの事業の詳細については、https://www.cienacorp.jp/をご覧ください。

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