Southern Cross Cable Limited(以下、「Southern Cross」)は、Ciena(NYSE:CIEN)のWaveLogic 6 Extreme(WL6e)コヒーレント光モジュールを使用し、運用中の13,500kmネットワークで、世界初となる1波1Tb/s太平洋横断伝送を実現しました。世界最長の単一の光海底ケーブルのセグメントにおいてWL6eが1Tb/s伝送を容易に実現したことは光接続におけるマイルストーンであり、Southern Crossのネットワークの適応性の高さを実証しました。

Southern CrossはWL6eを使用することで、自社のネットワーク・エコシステムの拡張性とインテリジェンスを継続的に高めることができ、オーストラリア、ニュージーランド、米国間の大容量デジタル伝送の提供において理想的なポジションを確立しています。Southern Crossは、業界をリードするCienaの伝送技術を実装することで、オセアニア地域全体にわたり接続の信頼性と耐障害性を強化できます。AI、コンテンツ、ビデオ、クラウドのアプリケーションにおける将来の需要に対応するためエンドユーザーは帯域拡張を求めており、この実装により、Southern Crossはそのニーズの変化に対応できます。

この新しい高速チャネルは、Southern Crossの運用中のネットワークでの1Tb/s伝送をシドニーとロサンゼルス間でエラーなく達成し、記録的なパフォーマンスとスペクトル効率を実証しました。Southern Crossは、2025年の第一四半期に、自社ネットワークのさまざまなセグメントにわたってWL6eの大規模展開を開始する予定です。これには、シドニー/オークランドとロサンゼルス間で超低遅延接続をサポートするためのSouthern Cross NEXTケーブルも含まれます。

概要:

  • Southern Crossは、3つの異なる太平洋横断海底ケーブルを所有・運用し、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ハワイ、さらにヌクノノ、トケラウ、キリティマティ、キリバスの太平洋諸島と、米国本土をつないでいます。このネットワークは、約45,000kmの海底光ファイバー・ケーブルと4,300kmの陸上光ファイバー・ケーブルから構成され、100Tb/sを超えるデジタル相互接続をサポートし、太平洋地域全体に耐障害性と信頼性の高い安全な接続を提供しています。
  • Southern Crossは、CienaのWL6eにより、業界初の1Tb/s太平洋横断実装で2つの主要なセンターを接続しました。これには、Southern Cross NEXTネットワークも含まれます。Southern Crossは、WL6eの最先端コヒーレント光伝送技術を活用することで、より大容量の波長にわたってエンドツーエンドの接続ソリューションを提供し、設置スペースと消費電力を抑えながら、現在の400GbEだけでなく将来の800GbEのクライアント・サービス機能もサポートできます。
  • Southern Crossは、WL6e搭載の6500 Packet-Optical Platformを含んだCienaのGeoMesh Extremeソリューションを使用することで、元々2.5Gb/s波長の伝送用に設計されたインフラを活用しながら、本来の設計性能の100倍を超える容量にアップグレードしています。

エグゼクティブ・コメント:

  • 「当社は20年以上にわたり太平洋地域への取り組みを続けています。その一環として、ネットワークを変革・最新化し、次世代アプリケーションと帯域需要の増大に対応しています。Cienaとの協力や、当社ネットワークへの最新コヒーレント光伝送ソリューションの導入は、太平洋地域の重要なデジタルインフラを継続的に強化するという当社の公約を具現化したものです。Southern Crossのエコシステムは、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島、米国西海岸の20以上の主要ノードを世界中のデジタル市場と接続することで、オーストラリアと米国間の重要なゲートウェイを提供しています。ハイパーコネクトへと急速に移行している現代で、圧倒的なカスタマー・エクスペリエンスを実現するには、当社が革新的なサービスを作成し、需要の恒常的な変化に対応するための容量を提供できるかどうかが鍵になります。CienaのWL6e技術により、当社はこの野心的な目標をふたたび達成できます」
    Southern Cross Cables Limited、社長兼CEO、ローリー・ミラー(Laurie Miller)氏
  • 「AIとクラウド・アプリケーションにより、データセンター容量の要件は増大し続けているため、クラウド・プロバイダーとサービス・プロバイダーは、対応範囲を拡張し、信頼性の高い接続を提供するために、Southern Crossのような民間ケーブル事業者と協力しています。Cienaの高性能WaveLogic 6光伝送モジュールを使用して800Gサービスへの移行をサポートすることで、これらのサービス・プロバイダーはデータセンターの接続やAI対応ネットワークの構築を大規模に行うことができます」
    Cienaグローバル・リサーチ&デベロップメント担当上級副社長、ディノ・ディペルナ(Dino DiPerna)

Southern Cross Cable Limitedについて
Southern Cross Cable Limited(Southern Cross)は、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ハワイから米国のインターネットの核心に接続する高速かつ安全で直接的な国際帯域を提供しています。Southern Crossのネットワークは、3本の海底通信ケーブルから構成され、現在の最大容量は100Tbsを超えています。Southern Crossは、現在、大容量SDMエクスプレス・ルートを構築するSouthern Cross Tasman Expressプロジェクトに着手しており、シドニーとオークランド間に240Tbsを超えるデータセンター接続を提供します。Southern Cross Cable Limitedは、シドニー、オークランド、ウェリントン、ハミルトンにオフィスを構えています。Southern Crossの詳細については、http://www.southerncrosscables.comをご覧ください。

Cienaについて
Ciena(NYSE: CIEN)は、ネットワーキング用のシステム/サービス/ソフトウェアのグローバルリーダー企業です。業界で最も適応性の高いネットワークを構築し、お客様が増え続けるデジタル需要を予測して対応できるようにします。Cienaは30年以上にわたり、常にイノベーションを追求し、人間性を融合させてきました。お客様、パートナー、コミュニティとの協調的な関係に最も高い優先順位を置いており、柔軟性、オープン性、持続可能性を備え、現在と将来にわたってすべてのユーザーにより良いサービスを提供できるネットワークを構築しています。シエナの最新ニュースについては、LinkedInTwitterCiena  Insights blogwww.ciena.comをご覧ください。日本におけるシエナの事業の詳細については、https://www.cienacorp.jp/をご覧ください。

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